工房こやね
嫁さんとやっているパン屋の屋号をリニューアルした。工房を新たに作ったことを機に、名前を新たにした。沢山の思案の末に、「工房こやね」という名前となった。決め手は、建物の屋根の形である。
そんな折に、お声がけ頂き、八本松の子ども園を会場に開かれるマルシェに初・出店してきた。たくさんの親子が訪れる、子どもも楽しめるマルシェだった。嫁さんの本業である保育士の時の教え子たちも、沢山来てくれて、嬉しい時間。
初めて、パン3つのセット販売をしたのだけれど、ある小学生の男の子が買ってくれて、兄弟3人で分けて、ぱくぱく食べていた。その姿が微笑ましかった。なんとも美味しそうに食べてくれていたので、嬉しい限り。
マルシェを終えて、充実感。新たな船出、良い一歩を踏み出せた。カメや犬などの動物パンが大人気だった。今回の反省を活かして、またパンを焼いていこうと思う。

パンの授業

嫁さんがパンを焼くのが得意なので、うちの塾生にも体験してもらいたいなと思い、パン教室の授業を、開講しました。
作るパンは、生徒の意見を聞いて決めます。その相談の結果、「チョコパン、チョコロールパン、メロンパン」の3つを作ることになりました。
子どもたち、とても素直で、パンが作れること、喜んでウキウキです。
実際に作り始めると、初めての体験で、面白い様子。ワイワイとパン生地を作っていきます。
次の日、土曜日でしたが、特別授業と題して、パン教室その2を開講。前日の夜に仕込んだ生地を、成形して、焼いていきます。
実際に焼けてみると、まあ美味しそうなこと。香りも、すごく良いです。
そして食べて、やっぱり美味しい。メロンパンの余ったクッキー生地は、クッキーにするべく型を抜いて焼きます。
出来上がった品々を前に、わおと驚き。自分達で、こんなにも立派なパンが作れるのだという感動があった様子です。
寺子屋こんこんは、「学びの世界にノックしよう」という思いを込めて、塾名を付けましたが、今回はパンの扉を通じて、学びがあったようです。
イタリア旅行記7〜サイクリングで出会った街〜

宿から、丘のうえの街を目指したサイクリングは格別の体験だった。細い小道を駆け抜けて、坂道で自転車を押して歩いて。そして出会った風景。見渡す限りのブドウ畑。長い時間をかけて、人と自然がおりなして作り上げた景色を前に、ただ感動する。

街の名前は、「モンテスペルトリ」というらしい。運の良いことに、週に2回開かれるマーケットの日だった。たくさんの人が広場に集まり、何台ものトラックが店を構えて、活気がある。服屋さん、靴屋さん、パン屋さん、肉屋さん、惣菜屋さん、魚屋さんなど、多種多様なお店が開かれている。

こんなふうに、大きな肉の塊に、ぶすぶすと値札が刺さり、販売されている。みるからに、熟成されていて、旨そうだ。イタリア語は全然わからないので、優しそうなお店の店主を見つけて、身振り手振り、イタリア語の単語帳を片手に、注文をする。店主は、急かさずに待ってくれて、最後まで聞いてくれた。そして、後から来たお客さんも、優しく待ってくれる。

そして、ハムを初めて買うことが出来た。嬉しい。道のベンチに座って、つまみ食い。美味しい。さらに、チーズも買い足して、お昼ご飯。


パンがとても分厚い。肉屋さんで売ってもらったフォカッチャ。サービスをしてくれて、少しまけてもらった。食べたら、小麦の香りがしっかりとしている。ハムやチーズと合う。

そのあと、バスのチケットを買いたくて、チケットを購入できる場所を探した。結果、タバコ屋さんで買えることがわかった。しかし、ちょうどお昼休憩に入っていて、次に開くのは、15時から。私たちは、街をぶらぶらしながら、待つ。トイレに行きたくなって、役所のトイレを借りたのだけれど、想像を絶する汚さだった。笑 日本のトイレの常識は、ここでは通用しない。
待っている間、広場のベンチに座って、ぼーっとする。他にもぼーっとしているおじいちゃんがいたり、鳩を追いかけ回す子どもがいたり、おしゃべりするおばちゃんたちもいれば、ジェラートを買いに来る人がいる。広場にはそれぞれの過ごし方があるようだ。
タバコ屋が、15時15分ごろ開いた。待っている人たちはけっこう居て、みなタバコ屋に吸い込まれていく。私たちも入って、チケットを注文。無事にフィレンツェまでの切符を買うことができた。
来た道と同じ道を、また自転車で戻っていく。美しい風景はまたわたしたちを出迎えてくれる。本当に綺麗だ。
宿に到着すると、ワンコが出迎えてくれた。今日のディナーを準備する食堂から、良い匂いが漂ってくる。
イタリア旅行記6〜サイクリング〜
宿には2泊3日する。まずは朝食から。レストランへ行くと、スタッフが出迎えてくれた。。朝食はビュッフェ形式で、クロワッサンや、ケーキ、パン、フルーツ、ヨーグルトなどが並んでいる。ケースには、ハムやサラミ、チーズがあり、スタッフに頼むと取り分けてくれる。また、コーヒーマシンがあり、エスプレッソや、カプチーノ、カフェラテなどを淹れることが出来る。他にも、牛乳やフルーツジュースを頂ける。

どれも美味しくて、ついつい沢山食べてしまう。イタリアでは朝食にクロワッサンは定番のようだ。牛乳がまろやかで、日本のものと違った味わい。美味しい。
その後、今日の過ごし方を考える。受付で、レンタサイクルが出来ると知り、自転車で、丘の上の街・モンテスペルトリへ向かうことにする。自転車で30分ほどの道のり。池のほとりの畦道を抜け、山の小道を駆け上がると、トスカーナの風景が目の前に、延々と広がる。

あの丘の上に向かって、冒険。

ただただ、美しい風景が広がる。
イタリア旅行記5〜料理が美味しい〜
宿の食事は、19時から。レストランが宿に併設されており、私たちの部屋からはすぐ近くにあり、アクセスが良い。小雨が未だに降っているものの、少し周辺を散策する。川や側溝は、コンクリート舗装されておらず、土がそのままになっているか、一部石積みになっている。沢山の植物が土手を覆っていて、こういう風景もいいなと思う。宿から見える丘には、赤い屋根の建物が立ち並び、街を作っている。
19時になり、レストランへ入ると、誰もいない。おかしいな。オープンする時間のはずだけれど・・・。厨房からお兄さんが出てきて、案内をしてくれた。イタリアでは、決まった時間にぴったり始まると言うよりかは、ちょっとゆったり始まる様子。とても丁寧に接客をしてくれて、慣れていない、西洋式の料理のオーダーの仕方も、スタッフに聞きながら、いくつか注文をする。
前菜に、フランという食べ物と、チーズとハムの盛り合わせをいただく。どれもトスカーナの食材を使っているようで、滋味深かった。メインには猪のパスタや、グリルされたウサギをいただく。ワインも合わせて、ヨーロッパの食事を味わう。日本でももちろんチーズやハム、ワインを頂く機会はあるけれど、何か根本的に作り方が違うように感じる。素材の良さ、熟成された味わいを体感する。
そしてパン。イタリアは、どちらかというと、ピザやパスタのイメージが強かったけれど、パンが美味しい。肉にも、チーズにも、バターにも、ジャムにも、何にでも合う。もちろんそのまま食べても美味しい。特に、植物のタネとともに、焼いたパンが美味しかった。こういうのを作りたいよねと話しながら食べる。
ちょうど出発前に、ヨーロッパを旅している友人と、オンラインでお話をした。その際に、友人は、25カ国ほどを旅したなかで、最も印象に残ったのはイタリアだと言う。その理由を、イタリアの文化や芸術を通して、五感が揺さぶられたからだと話していた。そんな友人の言葉を思い出しつつ、食と風景を通じて、私たちは感性を刺激された。
イタリア旅行記4〜フィレンツェからトスカーナ地方の田舎へ〜
3/31 部屋にようやく入れた。イタリアならではなのか、鍵を3回転ほど回して、くっと捻ると、開けることができる。最初は分からなくて、かなり戸惑った。部屋は、とても綺麗で、家具もスタイリッシュで、現代的にリフォームされている。落ち着ける空間で、良かった。シャワーを浴びて、一休みしていると、眠気が・・・。そのままベッドに倒れ込んで、1日目は終了。
4/1 自然と早くに目が覚める。外は雨が降っている。今日は、新たな宿まで、車で30分ほどの道のりを移動する予定。どのように向かうか思案の末、バス移動は難しいと判断し、タクシーを使って移動することに決める。チェックインの時間まで余裕があるため、フィレンツェ散策。小雨が降っているので、折り畳み傘を、駅のなかのtabacchi で購入、荷物をサービスに預けて、身を軽くする。
よし、街へ散策だ。イタリアの街に繰り出す。右側通行で、走る車は、けっこう飛ばすなぁ。沢山の車は、所狭しと縦列駐車で止まっている。街は、石造り・煉瓦造りの建築物が立ち並ぶ。それを見て、感動。日本の街並みとは全く異なる。少し歩くと、大きな広場に出る。さらに抜けて、人の多い方へ付いていくと、大きなドーム状の建物が見えてきた。サンタマリア大聖堂だ。美しい彫刻や、絵画を眺める。私たちは、近くにある本屋さんへ。お土産をいくつか購入。
雨の中、長い時間を歩いていたら、だんだん疲れてきた。足元もぐちゃぐちゃに。すると、妻が、スマホが無いと言う。本屋さんへ戻り、捜索する。すると、結局ポケットから見つかった。ふう。良かったねぇ。なんだか疲れてしまったので、ちょっと一休みしたい。ジェラート屋さんを見つけて、席に座ろうとする。しかし、ほんの少しの差で、空いている席が埋まってしまった。違うお店を探そう。
気を取り直して、空いているジェラート屋さんを発見。入って注文する。私はチョコとミルクを注文。チョコは濃厚で、ミルクもフレッシュ。とても美味しい。少し元気を取り戻し、駅へ戻って、荷物を回収。いよいよ、宿に向けて出発するべく、タクシー待ちの行列に並ぶ。
列は長かったが、回転が早く、すぐにタクシーに乗ることが出来た。左ハンドルのトヨタ車。運転手は、30代くらいの男性で、少しフィレンツェの街を案内してくれつつ、目的地へ、30分ほどのドライブをしてくれた。メーターが回っていたので少し安心していたが、おそらく、最後の最後に、料金をごまかされた。言葉がわからず、慣れていないので、そのまま支払った。残念な気持ちになるとともに、言語の大切さを実感する。
そんな残念な気持ちの一方、トスカーナ地方の風景は美しい。空が広く、田園地帯が広がっている。鳥の鳴き声が響き渡り、農泊を選んだことは間違っていなかったなと思う。ここに、3日間滞在する予定。そして、明日は何も予定がない。何をして過ごそうか。

イタリア旅行記3〜初めてのイタリア〜
深夜のフライトは、時間にして14時間。深夜に提供された機内食を美味しくいただいて、就寝。枕や毛布があり、飛行も安定しているので、意外と快眠。フライト中、時間について、不思議に思う。「同じ空間に、同時に生きているのに、違う時刻を生きているって、どういうことなんだろう?」
アジア、中東、ヨーロッパと飛行し、いよいよイタリア上空。曇っていて、何も見えないけれど、高度を徐々に下げ、ミラノの街が見えた。マルペンサ空港へ到着し、電車で、ミラノ中央駅へ移動。列車のサイズが日本よりも大きく、座席のシートの質感が良い。1時間ほどで、到着。駅の構内は、天井が高々としていて、趣がある。真っ赤な高速列車が、プラットフォームに立ち並ぶ。
窓口で、言葉がうまく話せず、切符を買うのに、一苦労。一度でうまく行かず、二度トライ。イタリア語の手帳を見ながら、たどたどしく、「フィレンツェに行きたいので、二人分の切符をください」と話すと、伝わった。「世界が分からないことだらけ。新しく知ることだらけ。」子ども時代に過ごしたそんな感覚が、再び。切符ひとつ買うことに立ちすくむ。どうやったらいいかなぁ。周りのイタリア人に助けてもらいつつ、何とかクリアしていく。そんな時間。
駅のなかにパン屋さんを発見!これは行かねばと、店のなかに入ると、黒を基調にした店内に、サンドイッチ、バーガー、ピザ、フォカッチャが並ぶ。パンが焼ける香り、コーヒーの香りに包まれ、幸せな気持ちになる。どれにしようか頭を抱えながら、ピザとフォカッチャをひとつずつ注文する。ゲットした切符で、ミラノからフィレンツェへ移動。列車は、またしても、質感の良いシート。そして、今度は、広々とした電源付きのテーブルがある。窓はとても大きい。電車に対しての考え方・作り方が、日本とは異なっている。車窓を眺めつつ、ゆったりとしたテーブルで、駅で買ったピザを頬張りながら、進んでいく。
トラブルがあり、一時停止があったものの、フィレンツェのサンタマリアノヴェッラ駅へ到着。ミラノ中央駅とはまた異なる趣で、平面的に広く、明るい印象を受けた。列車のなかでも犬を連れている人を見かけたが、駅の構内でも犬とともに移動している人を見かける。イタリアでは犬と一緒に公共交通を使っても問題ないようだ。駅はもうすでに、美術館のよう。建物や美術に対しての感性が豊か。これからの旅でますます感じることだろう。
さて、初日の宿まで、移動。と指定の住所に来たものの、普通のアパートメントで、どれが自分の借りる部屋か分からない。メールを見返しても、特に情報が無い。困り果てて、近くの薬局のおじさんに助けを求めると、おじさんも初めてのことらしく、分からないようだ。唯一知っていた宿のオーナーの電話番号を伝えると、すぐに電話をかけてくれた。
最初は繋がらず、「もう少し待ってて」と言われる。弱ったなぁ、と思っていると、折り返しの電話があった。薬局のおじさんが、その電話を受けて、宿の部屋や、その鍵の入ったシークレットボックスを見つけて、渡してくれる。
その後、鍵も開けるのが難しくて、大変だったけど、なんとか部屋に入れた。薬局のおじさん、本当にありがとう。調べると、メールではなく、予約サイトのアプリベースで、オーナーから連絡が来ていた。初めてのことは面白いけど、大変だ。
でも、誰かが助けてくれる。ありがたい。明日は農泊へ移動。たどり着けるか?