イタリア旅行記4〜フィレンツェからトスカーナ地方の田舎へ〜

3/31 部屋にようやく入れた。イタリアならではなのか、鍵を3回転ほど回して、くっと捻ると、開けることができる。最初は分からなくて、かなり戸惑った。部屋は、とても綺麗で、家具もスタイリッシュで、現代的にリフォームされている。落ち着ける空間で、良かった。シャワーを浴びて、一休みしていると、眠気が・・・。そのままベッドに倒れ込んで、1日目は終了。

 

4/1 自然と早くに目が覚める。外は雨が降っている。今日は、新たな宿まで、車で30分ほどの道のりを移動する予定。どのように向かうか思案の末、バス移動は難しいと判断し、タクシーを使って移動することに決める。チェックインの時間まで余裕があるため、フィレンツェ散策。小雨が降っているので、折り畳み傘を、駅のなかのtabacchi で購入、荷物をサービスに預けて、身を軽くする。

 

よし、街へ散策だ。イタリアの街に繰り出す。右側通行で、走る車は、けっこう飛ばすなぁ。沢山の車は、所狭しと縦列駐車で止まっている。街は、石造り・煉瓦造りの建築物が立ち並ぶ。それを見て、感動。日本の街並みとは全く異なる。少し歩くと、大きな広場に出る。さらに抜けて、人の多い方へ付いていくと、大きなドーム状の建物が見えてきた。サンタマリア大聖堂だ。美しい彫刻や、絵画を眺める。私たちは、近くにある本屋さんへ。お土産をいくつか購入。

 

雨の中、長い時間を歩いていたら、だんだん疲れてきた。足元もぐちゃぐちゃに。すると、妻が、スマホが無いと言う。本屋さんへ戻り、捜索する。すると、結局ポケットから見つかった。ふう。良かったねぇ。なんだか疲れてしまったので、ちょっと一休みしたい。ジェラート屋さんを見つけて、席に座ろうとする。しかし、ほんの少しの差で、空いている席が埋まってしまった。違うお店を探そう。

 

気を取り直して、空いているジェラート屋さんを発見。入って注文する。私はチョコとミルクを注文。チョコは濃厚で、ミルクもフレッシュ。とても美味しい。少し元気を取り戻し、駅へ戻って、荷物を回収。いよいよ、宿に向けて出発するべく、タクシー待ちの行列に並ぶ。

 

列は長かったが、回転が早く、すぐにタクシーに乗ることが出来た。左ハンドルのトヨタ車。運転手は、30代くらいの男性で、少しフィレンツェの街を案内してくれつつ、目的地へ、30分ほどのドライブをしてくれた。メーターが回っていたので少し安心していたが、おそらく、最後の最後に、料金をごまかされた。言葉がわからず、慣れていないので、そのまま支払った。残念な気持ちになるとともに、言語の大切さを実感する。

 

そんな残念な気持ちの一方、トスカーナ地方の風景は美しい。空が広く、田園地帯が広がっている。鳥の鳴き声が響き渡り、農泊を選んだことは間違っていなかったなと思う。ここに、3日間滞在する予定。そして、明日は何も予定がない。何をして過ごそうか。

 

 

 

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